Reset CSSの使用については賛否があるのですが、ブラウザ間の表示の差異などを極力減らしたいのであれば、とても便利なものです。
企業によっては独自のものを用意している場合もあります(ネットに落ちているReset CSSをいくつか組み合わせてコピペして、一つのファイルにまとめ、さらに独自の設定を追加したものとか)。
HTML5の場合は新しいタグなどもあるので、今までのReset CSSでは十分ではありません。HTML5に最適化されたものを使用しましょう。
ブラウザ間の表示の差異を少なくするcssです。
YUIなどが有名ですが、いろいろネットに落ちています。
どれが一番良いかは好みです。・・・どんなサイト(webページ)に使うのかによって、よさげなものを選んでください。
先にも述べたように、HTML5では新しい要素が増えたり、要素の意味(機能)が変わったりしているので、これまで使っていたReset CSSでは不十分です。
HTML5に最適化されたcssを使いましょう。
Reset CSSとは異なる考え方に基づいたNormalize.cssというものがあります。
Reset CSSは要素の本来持っているほとんどの設定をまっさらにしてしまうのに対し、Normalize.cssは本来持っている設定を活かしつつ、ブラウザ間の差異を小さくしたものです。
HTML5にも対応しており、スマートフォン用のブラウザのバグを修正しているので、スマートデバイス向けのwebページを作るのにも適しています。
なお、モバイル向けに最適化されたsanitize.cssというのもあります。
Reset CSSやNormalize.cssなど、ブラウザ間の差異をなくしたり、バグを補正したりするCSSはこれからもいろいろ提供されたり、考え方を提唱されたりすると思うので、たまには動向をチェックして、最適なものがあれば使ってみると良いでしょう。
Reset CSSから少し離れますが、Fonts CSSというものもあります。
IE以外のほかのブラウザなら、同じOSであればそれほど差異を感じないと思いますが、IEだと同じ文字サイズなのに折り返す位置が違ったり、IEでもバージョンによって違ったり、悲しくなることが多いと思います。
そういったブラウザ間・OS間のフォント(サイズ)表示の差異をある程度補正してくれるものです。
個人的には、そこまで神経質になる必要はないと思いますが、文字表示のばらつきが気になるようであれば、使ってみてください。
YUI以外で同様のcssがあるかどうかまではわかりませんでした。
その他、フォントのことについては「スマートデバイス向けコーディングで注意すること」や「webフォント」あたりも参考にしてください。
(グラフィック)デザインをちょっとでもかじったことがある人なら、「グリッドシステム」という言葉を聞いたことがあると思います。
ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンという人が考案した(というか理論としてまとめたというか)デザイン手法です。
乱暴に言ってしまうと、縦横線の格子(グリッド)をもとにブロックごとに図や文字を配置してデザインしていく方法なんですが、実際はもっと繊細な作業になります。
DTPをやっていた人は誌面(紙面)のデザインでやったことあると思うのですが、ディスプレイが主な支持体になるwebの場合は、PCやスマートデバイスなどデバイスによってディスプレイサイズが大きく異なることや縦横サイズの可変長を考慮に入れる場合もあるという点で、違うことを意識してください。
まぁ、デザインのことはデザイナーさんが専門なので、とりあえずおいておくとして、グリッドシステムを前提としたCSSというのもあるよという話です。
自分で作っても良いのですが、可変長に対応していたりレスポンシブwebデザインに対応していたり、便利なcss(フレームワーク)がネットに落ちているので、参考にしてください。
グリッドシステムに対応したcssフレームワークは上に掲載した「Pure」のようにcssファイルのみの場合もあれば有名な「Bootstrap」のようにjsファイルなどもセットになっている場合もあります。
こういったものだと、単にグリッドシステムに対応しているだけでなく、レスポンシブwebデザインに対応していたり、スマートデバイスと相性がよかったり、対応ブラウザが広範囲だったり、ある程度ボタンやカラーテーマなどが決まっていて、特別なデザインをしなくてもwebページとして成立するように作られていたり、sassなどに対応していたりします。
目的に合わせて、選択するようにしましょう。
ただ、特に可変長に対応するようにしたり、レスポンシブwebデザイン対応にすると、今までのデザインの考え方ではうまくいかないことがあります。
慣れるまでデザイナーさんに何度も直しをお願いしたりしなくてはならないかもしれないので、そのあたりはよくすり合わせをしておきましょう。