「コーダー日誌」では、js(おもにjQuery)プラグインを紹介していくことになりますが、一つ重要なことがあります。
js(jQuery)に限った話ではないですが、ライセンスの問題です。
正直、私もあまり詳しくはないのですが、簡単に説明します。
デザインをやっている人たちは、少なからず著作権について意識したことがあると思います。
法律の話はものすごく長くなるので割愛しますが、著作権とは日本では(表現形式によらずっていうと語弊があるけど)「自らの思想・感情を創作的に表現した著作物を排他的に支配する財産的な権利」をいいます。
とりあえず、人が作ったものを勝手に使うのは、まずいよとおもってください。
では、js(jQuery)プラグインは著作物に当たるのか?
答えはjs(jQuery)プラグインも著作物です。
実はプログラミング言語で書かれた一連のソース(コード/プログラム)が著作物になるのかどうか、大きな問題になったことがあります。
結果、プログラムも著作物と認められるようになりました。
js(jQuery)プラグインは正確に言うとスクリプト言語で記述された一連のソースであり、スクリプト言語はプログラミング言語の一種なので、js(jQuery)プラグインも著作物として扱えます。
さて、インターネットは世界中とつながってるので、ネットに公開されているプラグインは世界中のだれでも使用できます。
著作権は、著作物が作られると自動的に発生する権利で、世界中のだれもがその権利を侵すことはできません。
著作権を侵害した場合、どの国の法律が適用されるのかは・・・実は国際法上明確にされてないらしいですが、基本的には著作権侵害が起きた国の法を適用するようです。
著作権侵害は場合によっては国際問題になりますし、業務で使用したプラグイン(等)であった場合、裁判になれば企業のイメージダウンにもなります。
プラグインを使用する前に、著作者が使用許可の条件として表明しているライセンスを確認し、それに従うようにしてください。
では、ライセンスはどうやって確認すれば良いのでしょうか?
我々が使うプラグインの多くは海外の人が作ったものになります。英語どころかドイツ語やポルトガル語なんかにも遭遇します。
そこで登場するのがMITやGPL、クリエイティブ・コモンズなどになります。
これらの違いは何かとか説明しだすと長くなるので、これまた割愛しますが(Google先生に訊いてください)。
これらを使っているとライセンス表記がフォーマット化してあるので、母国語以外の言語がわからない人にも内容が判断できる・・・という程度に理解してください。
プラグイン提供元サイトにいくと、ライセンスがどこに表記してあるのかわかりやすいものありますが、どこに書いてあるかわからないサイトもあります。
パターンとしては以下のような感じです。・・・がんばって、探してください。
MIT Licenseが明記してあれば、無料・商用可です。プラグインの改編も自由です。かなり緩いです。
でも、プラグイン提供者は何の責任も負わないよーってやつです。
著作権表示および本許諾表示の義務がありますが、通常、プラグインのjsソースに著作権等が明記してあるので、プラグインをそのまま利用するだけなら何かする必要はないです。
ソースを改編する場合は著作権表示の部分を削除したりしないでください。そのうえで、あとは良心に従って、改編した部分の著作権を主張するなりしないなりしてください。
GPLも無料・商用可です。プラグインの改編も自由です。コピーレフトという考え方に則っています。
プラグイン提供者は何の責任も負いません。
著作権表示の義務がありますが、通常、プラグインのjsソースに著作権等が明記してあるので、プラグインをそのまま利用するだけなら何かする必要はないです。
ソースを改編する場合は著作権表示の部分を削除したりしないでください。
著作権表示のほかに変更箇所の明示、ソースの明示の義務があるので、自分の名前と変更箇所の明記を忘れずに。
GPLにはバージョンが1~3まであって(2014/02現在)、プラグインをそのまま利用するだけなら、バージョンをそれほど気にしなくてもよいです。
改編するつもりなら、google先生とよく相談してください。
クリエイティブ・コモンズはCCライセンスの記号をいくつか組み合わせて使用されていることが多いです。
非営利の記号があったら、商用利用できません。改変禁止の記号があれば、改編できません。
継承の記号の場合は、改編時に注意しさえすれば、特に問題ないです。
非営利の記号さえなければ、とりあえずプラグインをそのまま利用する分には、無料・商用で使えます。
表示の記号ですが、上の二つ同様、通常、プラグインのjsソースに著作権等が明記してあるので、プラグインをそのまま利用するだけなら何かする必要はないです。
以上が代表的な3つのライセンスです。
MITとかGPLってライセンスに書いてあったら、無料で商用利用できるぞ!ってことです。
クリエイティブ・コモンズの記号だったら、非営利かどうか確認してねってことです。
しかし、MITやGPLのようなオープンソース・ライセンスといわれるものは他にもいろいろあります。
デュアル・ライセンスとか言って、複数のライセンスを表記している場合もあります。
ライセンスのフォーマットに則ってない記述もあります(この場合の有効性はどうだかは不明ですが、判別できたら著作者の方が強いと思われ)。
結局のところ、ランセンスについて記述されている部分を辞書片手に解読するのがベストです(ポルトガル語圏のサイトでもライセンス部分ぐらいは英語だったりします)。
良くわからなかったら、使わない!ということにしておけば無難でしょう。